BrowserLeaks を解説
BrowserLeaks は、スコアを出す 1 つのテストではありません。IP、JavaScript、WebRTC、canvas、WebGL、フォント、TLS など、項目ごとに分かれたページの集まりで、各ページがその項目についてブラウザが報告する生の値を表示します。そのため、特定の値を 1 つ確かめるには最適な場所です。
独立系のブラウザテストページ集. BrowserLeaks を開く
BrowserLeaks とは?
BrowserLeaks(browserleaks.com)は、長く運営されているブラウザのプライバシーテスト集です。各ページが 1 つの項目に絞って、Web サイトが読み取れる値を表示します。たいていは判定もまったくありません。それがこのサイトの強みで、値の意味を推測しないので、ブラウザが何を報告しているかを正確に確認できます。
単一のスコアがないので、考えるべきはどのページを開くかです。以下のページで、フィンガープリンティングとボット検知が見ている項目の大部分をカバーできます。
BrowserLeaks のチェック項目
IP Address
パブリック IP とその所在地・ネットワーク、ブラウザが送信する HTTP ヘッダー。
JavaScript
navigator オブジェクト全体。navigator.webdriver、ユーザーエージェント、Client Hints、言語、コア数、メモリー、画面も含みます。
WebRTC Leak Test
WebRTC が明かすアドレス。VPN やプロキシが迂回されていないかがわかります。
Canvas and WebGL
canvas フィンガープリントと、GPU のベンダー、レンダラー、WebGL のパラメーター。
Fonts
ブラウザが公開しているフォント。OS やインストール済みのソフトウェアを強く示すシグナルです。
TLS Client Test
TLS ハンドシェイク。ページが読み込まれる前に、本当のクライアントが何かを明かしてしまう層です。
BrowserLeaks の結果の読み方
- navigator.webdriver
- JavaScript のページにあります。
trueは、ブラウザが自動化の下で起動されたことを意味します。人が操作するブラウザはfalseを報告します。 - WebRTC のアドレス
- IP と比べてください。パブリックアドレスが違う場合、WebRTC が VPN やプロキシを経由していません。
.localの名前は Chrome がローカルアドレスを隠しているもので、問題ありません。 - タイムゾーンと IP
- JavaScript のページにはタイムゾーンが、IP のページには所在地が表示されます。一致しなければ、間違っている方を直してください。
実際のブラウザの結果
2026 年 9 月 20 日と 21 日に、オランダの家庭用光回線につないだ Windows 11 PC 1 台(NVIDIA RTX 3070)で、プロキシも VPN も使わずに計測しました。ブラウザは 3 つです:広告ブロッカーを入れ、人が手で操作する普段使いの Chrome 153、同じ本物の Chrome 153 を Playwright で操作したもの、そしてフィンガープリントのシードを指定して Playwright で操作した Clearcote 153。
| ブラウザ | BrowserLeaks の判定 |
|---|---|
| 本物の Chrome 153(Playwright) | JavaScript のページ:navigator.webdriver = true |
| Clearcote 153(Playwright + シード) | JavaScript のページ:navigator.webdriver = false |
BrowserLeaks には総合判定がないため、比べる意味があるのは 1 つの値です。Playwright で操作した本物の Chrome は navigator.webdriver = true で自ら正体を明かしました。Clearcote は、手で操作するブラウザと同じく false を報告しました。
普通のブラウザでも出る結果
.localで終わる WebRTC のホストアドレス。これは mDNS による保護で、LAN のアドレスを隠しています。- ページのアドレスが IPv6 なのに、WebRTC のアドレスが IPv4 であること。デュアルスタックの接続ではこれが普通で、リークではありません。
よくある質問
BrowserLeaks は安全に使えますか?
表示されるのは、訪問先のどの Web サイトでもすでに読み取れる情報です。テストはブラウザ内で実行され、値をそのまま表示するだけです。
BrowserLeaks のどのテストを使えばよいですか?
VPN やプロキシを確認するなら IP Address と WebRTC Leak Test。自動化なら JavaScript のページで、まず navigator.webdriver を見てください。フィンガープリンティングなら Canvas、WebGL、Fonts です。
BrowserLeaks はなぜスコアを出さないのですか?
値を判定するのではなく、生の値を見せるように作られているためです。同じ項目をスコアと解説付きでチェックしたい場合は、Clearcote の監査を実行してください。
navigator.webdriver が true とはどういう意味ですか?
ブラウザが自動化を有効にした状態で起動されたという意味です。Playwright、Puppeteer、Selenium はデフォルトでそうします。詳しくはnavigator.webdriver で自動化がわかる理由をご覧ください。
すべてのチェックの解説を見たい方へ
Clearcote の監査は、開いたブラウザに対して 294 項目の整合性チェックを実行し、項目ごとに平易な英語の解説と修正方法を示します。無料、アカウント不要です。
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