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BrowserScan を解説

BrowserScan はブラウザの本物らしさをパーセンテージで示し、何で減点したかを具体的に一覧にします。どの減点がブラウザではなく接続環境によるものかさえ分かっていれば、読み解きやすいテストの一つです。

商用サイト。メニューにアンチディテクトブラウザへのリンクあり. BrowserScan を開く

BrowserScan とは?

BrowserScan(browserscan.net)は「Browser fingerprint authenticity」(ブラウザフィンガープリントの本物らしさ)を 1 つのパーセンテージで示し、その下に減点を 1 行ずつ並べます(一致しない IP なら「-10%」など)。さらにその下には詳しい内訳があります。IP と所在地、プロキシと DNS リークのチェック、WebRTC のアドレス、ハードウェアのハッシュ(canvas、WebGL、オーディオ、client rects、WebGPU)、タイムゾーン・言語・HTTP ヘッダーなどのソフトウェアの値です。

ボット検知、WebRTC リーク、カーネル(エンジン)検知の個別ページもあります。メニューからはアンチディテクトブラウザ製品にリンクしています。

BrowserScan のチェック項目

ボット制御

ブラウザがプログラムで操作されているように見えるかどうか。該当すると減点し、環境が「appears to be controlled by a robot」(ロボットに制御されているようだ)と表示します。

IP と WebRTC

ページから見える IP と、WebRTC が明かすアドレスが一致するかどうか。一致しない場合、本当の IP を隠していると判断されます。

タイムゾーン

ブラウザのタイムゾーンが IP のタイムゾーンと一致するかどうか。

ハードウェアのハッシュ

Canvas、WebGL、オーディオ、client rects、WebGPU のハッシュと、GPU のベンダー・レンダラー。改ざんの兆候がないかをチェックします。

ソフトウェア

OS、ブラウザのバージョン、ヘッダーと JavaScript それぞれから得たユーザーエージェント、言語、そしてそれらが一致しているかどうか。

BrowserScan の結果の読み方

パーセンテージ
100% から一覧の減点を引いた値です。一覧を読んでください。各行に原因が書かれています。
「IP addresses are different」
ページと WebRTC で見えたアドレスが異なります。デュアルスタックの家庭用回線なら、単にページが IPv6、WebRTC が IPv4 というだけのこともあります。
「Different time zones」
ブラウザのタイムゾーンが IP と一致していません。VPN、別の国のプロキシ、別の地域に設定したペルソナを使っていれば、こうなるのが当然です。
「Controlled by a robot」
ページが自動化を検知しました。スクリプトと人を実際に分けているのはこの減点です。

実際のブラウザの結果

2026 年 9 月 20 日と 21 日に、オランダの家庭用光回線につないだ Windows 11 PC 1 台(NVIDIA RTX 3070)で、プロキシも VPN も使わずに計測しました。ブラウザは 3 つです:広告ブロッカーを入れ、人が手で操作する普段使いの Chrome 153、同じ本物の Chrome 153 を Playwright で操作したもの、そしてフィンガープリントのシードを指定して Playwright で操作した Clearcote 153。

ブラウザBrowserScan の判定
普段使いの Chrome 153(手動)100%
本物の Chrome 153(Playwright)85% · ボット制御 -5%(「controlled by a robot」)· 「IP addresses are different」-10%

普段使いの Chrome は 100% でした。Playwright で操作した本物の Chrome は 85% で、ロボットと判定されたうえ、プロキシなしの普通の家庭用回線なのに、ページからは IPv6、WebRTC からは IPv4 のアドレスが見えたことで 10% 減点されました。

普通のブラウザでも出る結果

  • ページが IPv6 で読み込まれ、WebRTC が IPv4 を報告する、ごく普通のデュアルスタック接続での「IP addresses are different」。同じ計測で BrowserScan は、プロキシを使っていない家庭用回線に対して「Proxy: Yes」とも表示しました。
  • ブラウザのタイムゾーンを合わせずに、別の国の VPN やプロキシを使ったときの「Different time zones」。

よくある質問

BrowserScan のスコアはどう計算されますか?

100% から始まり、見つかった問題ごとに決まった値を差し引きます。たとえば IP の不一致なら 10%、自動化の兆候なら 5% です。スコアの下のリストで、何が減点されたかを正確に確認できます。

BrowserScan で IP アドレスが異なると表示されるのはなぜですか?

ページから見えたアドレスが、WebRTC が明かしたアドレスと異なるという意味です。VPN から漏れている場合もこう見えますが、ページが IPv6、WebRTC が IPv4 を使う普通のデュアルスタック接続でも同じように見えます。WebRTC リークとは何かもご覧ください。

BrowserScan は Playwright を検知しますか?

検知できます。私たちのテストでは、Playwright で操作した本物の Chrome を「controlled by a robot」と判定しました。

BrowserScan で 100% を目指すべきですか?

このページで見る限り不自然な点が何もないというサインで、それは良いことです。ただし、スコアが対象とするのは BrowserScan が測る項目だけです。ほかのサイトは、操作の仕方なども含め、別の要素を重視します。

すべてのチェックの解説を見たい方へ

Clearcote の監査は、開いたブラウザに対して 294 項目の整合性チェックを実行し、項目ごとに平易な英語の解説と修正方法を示します。無料、アカウント不要です。